In

空気の雫

暖かい日の翌朝は空気が雫となって地上に舞い降りる。しっとりした空気が枯れ野に生命力を与える。間もなくこの露も霜となる。
Out

晩秋の昼下がり

木々の葉もその多くが散ってしまい、冬の足音が聞こえる晩秋の昼下がり、公園のテーブルの上に差し込んだ陽ざしを浴びる枯れ葉たち。葉に残された夏の虫たちの活動の跡が懐かしい。
In

野生美

秋が深くなって花が少なくっても盛んに咲いているキバナコスモス。その花言葉は野生美。ピンクのコスモスとは随分と趣がことなる。確かに場所を選ばず咲く姿は野生の姿そのものかも。
In

純潔

春の花が桜だとすれば、秋の花はやっぱり秋桜。特にピンクの秋桜はずぅっと昔の景色を思い出す。そんな懐かしい記憶を呼び戻す花の花言葉は純潔。ピンク色なのに心中ではセピア色。
In

生命力

秋になると川原などを黄色く染めるセイタカアワダチソウ。ススキなど在来の野草を駆逐して景色を一変してしまう、その花言葉は「生命力」。ちょっと直球過ぎる感があるけれども、それほど繁殖力に優れた植物。あやかりたくもあり、恐ろしくもあり。 ...

謙虚

その強い香りは脳に深く刻み込まれる秋の代表的な花、金木犀。その自己主張とは裏腹に、花言葉は謙虚。香りに比べて小さな花が謙虚さを表しているとか。春は桜、秋は金木犀。謙虚どころか表舞台の主役。

思うのはあなたひとり

真っ赤に燃え立つような彼岸花、情熱的な姿の花言葉は「思うのはあなたひとり」。彼岸花とか曼殊沙華とか、仏に関係しそうで何やら不気味な印象があるけれども、曼殊沙華もサンスクリット語で「天界に咲く花」を意味するとか。そうやって見るとなんだか神々...