夏

しっかりとツルが巻き付いた朝顔、強い結びつきを連想させるその姿から、花言葉は結束。花自体は優しいけれども、そのツルは簡単にはほどけない。まさに硬い約束そのもの。

背丈が2メールを越えるものもあるテッポウユリ。そんなに背が高くても倒れることなく大きな花を咲かせる。そんな姿から花言葉は威厳。秋の訪れを告げる花でもある。

昔々、ノウゼンカズラに恋をした松の木が愛を告白しみごと結ばれ、ノウゼンカズラは松の木に絡みついたとか。でも松の木のまわりの木にも絡みついたとか。それで花言葉は豊富な愛情。でもちょっと違うような。。。

木陰に控えめに咲いているギボウシ。控えめな様子と、薄く青みがかった白い花がなんとも日本的な雰囲気を出してる。そんなギボウシの花言葉は「沈静」。

お盆が終わる頃、木陰の草むらを染めるキツネノカミソリ。よくぞ付けたものだと思う程、名前の通りの姿をしている。花言葉は妖艶だけれども、その姿はむしろ妖怪かも。

野原や土手などに咲いているトリアシショウマ。泡のような細かな花を近くで見ると、その造形は柔らかく繊細。その花言葉は可憐な心。確かにそんなイメージを連想させる花。

ネジネジの花、その名もネジバナ。なんでねじるんだろう？その方が四方八方から蜂が来るのだろうか。そんな事をいろいろ思いめぐらしてしまう花。その花ことばは思慕。

快進撃で地表を覆うカボチャ。その成長速度には驚かされる。しかしこの野菜を支えているのは小さな蜂たち。受粉後、大きな実を付けてくれるでしょう。その花言葉は広大。

夏休みが終わるころになると咲き出すテッポウユリ。その姿は聖母マリアを連想させるそうで、付いた花言葉は純潔。中心部にとても強い生命力を感じさせる花。